12月7日 障がい者 辺野古の集い 「国際障がい者週間」企画

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新基地反対、思い共有 7日に障がい者の集い 辺野古

琉球新報

2017年12月3日 06:10

 

 【辺野古問題取材班】「もしも戦争が起きたら、真っ先に厄介者扱いされるのは障がい者だ」-。障がい者の立場で名護市辺野古への新基地建設反対を訴えようと30年以上、車椅子生活を送る成田正雄さん(64)らが中心となって、「障がい者辺野古のつどい」(実行委員会主催)を7日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で開く。成田さんは「基地建設反対への思いは私たちも皆と一緒か、それ以上だ。障がい者同士で集まって声を上げたい」と語り、健常者を含め多くの人の参加を呼び掛けている。

7日に開催される「障がい者辺野古のつどい」への参加を呼び掛ける成田正雄さん(左)ら=2日午後、名護市辺野古

 名護市瀬嵩で民宿を営む成田さんは、戦争につながる基地建設に反対する抗議活動に車椅子で参加している。目の前で着々と進む辺野古海上の工事を目の当たりにする中で「有事に国が私たち障がい者を守ってくれる保証はない」と危機感を募らせている。

 数年前、体調を崩して入院。病室でゲート前の様子をニュース映像などで目にし「現場で抗議をしている人たちと感情を共有したい」とほぞをかむ思いをした。「行きたくて涙が出た。同じ気持ちを抱えて黙っている人もたくさんいる」。抗議運動への参加が困難な障がいを抱える人たちの届かない声を響かせる場所をつくろうと今回、集いを企画した。

 成田さんは障がい者の抗議活動参加について「私たちが現場に行くのは大変で、周囲の人たちにも気を使わなければならない」と複雑な表情を浮かべる。集いは賛同者の支援を得て開催する。「平和への意思を共有したい。健常者の方々の支援ももらいながら、ぜひイベントを成功させたい」と語気を強めた。

 集いは午前11時~午後1時。県外からの参加者も含めたリレートークなどを行う予定。問い合わせは12・7障がい者辺野古のつどい実行委員会の田丸事務局長(電話)080(6498)0414。

 

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